参考文献
ふるさとの歌 与那覇政牛先生の著作 野村流古典音楽保存会
南東文学 外間守善先生の著作 角川書店
近世沖縄の肖像 池宮正治先生の著作 ひるぎ社
琉歌大観 島袋盛敏先生の著作 沖縄タイムス
集成琉歌新訳 阿波根朝松先生の著作 沖縄タイムス

プロフィール
春緒うるま
春緒うるま
poetry talker上間春緒です。netで『うえ間はる』『春緒うるま』『うるま』と名乗ってました。
「琉歌が変わるねっと」では親しみやすい沖縄のウタを紹介、作りながら楽しみます。何かの役に立ったら嬉しいですね。
 ライフワークは詩と琉歌を創作、ポエトリーリーディング・スポークンワードで演出。
良い雰囲気で充実した『天然流』の生き方を提唱します。


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2021年07月05日

里ぬ生まぁり島…琉歌を参考にして作ります

 今回は有名な琉歌から「里ぬ生まぁり島」を参考にします。
山を動かす、という強い気持ちのウタですが、ここで山を海に変える。そうすると、違う表現になりますね。

 海を動かす、では、ただの真似です。それじゃ、どうする。海水を飲んじゃえ、と私は思いました。それで歩いて逢いに行こうという話しです。

里ぬ 生まぁり島
海ふぃてぃ たぁ向けぇ
海水(うしゅう)や ぜんぶ飲でぃ
歩っち 逢ちゃぁら


古典的な琉歌にも同じフレーズは多い。「うむい深さ」が良い例です。短い定型詩では同じ表現で何を変えるかが面白い所です。
 それで、これを日本語に翻訳したらどうなる

 文字数は揃えにくいですが、4行詩と考えれば楽しい作品が作れます。はい、作りました。
里ぬ生まぁり島…琉歌を参考にして作ります

海の彼方 遥かなる島へ
我が愛しき人は 旅たちぬ
隔てたる海の  水をば飲み干し
いざ、歩かん いざ、会いに行かん


 現代語より古風な表現が趣もでますね。これを現代的なポエムにするのも楽しいはず。







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Posted by 春緒うるま at 08:03 │琉歌を作る実践