参考文献
ふるさとの歌 与那覇政牛先生の著作 野村流古典音楽保存会
南東文学 外間守善先生の著作 角川書店
近世沖縄の肖像 池宮正治先生の著作 ひるぎ社
琉歌大観 島袋盛敏先生の著作 沖縄タイムス
集成琉歌新訳 阿波根朝松先生の著作 沖縄タイムス

プロフィール
春緒うるま
春緒うるま
poetry talker上間春緒です。netで『うえ間はる』『春緒うるま』『うるま』と名乗ってました。
「琉歌が変わるねっと」では親しみやすい沖縄のウタを紹介、作りながら楽しみます。何かの役に立ったら嬉しいですね。
 ライフワークは詩と琉歌を創作、ポエトリーリーディング・スポークンワードで演出。
良い雰囲気で充実した『天然流』の生き方を提唱します。


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2019年10月24日

琉歌を結婚式の音楽に乗せて楽しもう

今回の琉歌はテーマ結婚式。ついでに音楽に乗せて詠もう。


結婚で前の琉歌も使い3首できました。作る経過も紹介します。

 初めに前回の琉歌をご確認ください。琉歌を語呂で楽しむ 別窓表示

「たっくぁい むっくぁい」が印象に残りますね。それでこの二人が若いころの結婚式という感じ。

 お祝いしたいですねー。将来の幸せを願う。
そして、ちょっとツライことも有るような表現。
琉歌の30音(文字)数では詳しく話せない。悩みもある、悲しみもある。そういうのを短く表現したい。それで

「ツライ。辛い」を使いました。なんだ、最初から言ってるじゃん^^。
このように言葉を選ぶことは琉歌を作る時に大切ですね。

二人 愛の旅  
つかむ 幸せは

ツラサ 乗り越えて 
永遠(とわ)に 続く

 これは、言葉を何か所も入れ替えてます。6音(文字)数以外は並びを変えても通じます。意味は微妙に違ってきますね。
 こうして自分の琉歌を並べ替えるのも新しい発見になります。

2首目は祝ってくれた皆様へ。
新郎新婦が「ありがとう」とお返しをするのも考えましたが
敬い言葉など、ちょっと文字数で困ってしまった。
それで

祝う 人たちも
縁を 大切に
ツラサ 分け合える
愛の世界

 この世界観が大きくなるような感じ。このまま新郎新婦のお返しの言葉をで納めても良いですね。今回はこのような感じ。

 それで前回の作品が来るわけ。

「年(とぅし)ゆてぃん、清(ちゅ)らさ。 しわ寄(ゆ)てぃん、愛(かな)ーさ。

二人(たい)たっくゎい、むっくゎい。 年(とぅし)ん、取(とぅ)らん」

 結婚式で三首目を詠まれると、微笑ましい将来を期待させます。

今回は音楽に乗せて楽しむということで、自作曲を流して詠んでみました。
クラシックの結婚行進曲だと、良い雰囲気になると思います。






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Posted by 春緒うるま at 18:26 │琉歌を作る実践琉歌と音楽