2021年10月16日
月もさやか・日本語琉歌
今回は日本語ふうの琉歌です。やはり古語の雰囲気をだすと趣がちがいます。
満月に照らされて二人は歩いている。
もっとも、ただ動かないわけじゃないし、相手を見たり背中を向けたりしながら歩く。
風が吹いて、長い髪から項が月明かりに照らされる。
日本語琉歌「月もさやか」
三叉路の 月夜
秋の 風や吹く
匂えるは うなじ
月も さやか
月は「さやか」ですね。秋風ですよ。
ちょっと夜は冷えてくる秋の風。

満月に照らされて二人は歩いている。
もっとも、ただ動かないわけじゃないし、相手を見たり背中を向けたりしながら歩く。
風が吹いて、長い髪から項が月明かりに照らされる。
日本語琉歌「月もさやか」
三叉路の 月夜
秋の 風や吹く
匂えるは うなじ
月も さやか
月は「さやか」ですね。秋風ですよ。
飽きた関係で「秋風」は使用されます。
ただ、疑問と連体形で「風や吹く」だから係り結びになる。
ただ、疑問と連体形で「風や吹く」だから係り結びになる。
「飽きたということはないでしょ」という話し。
ちょっと夜は冷えてくる秋の風。
髪から零れる「うなじ」に温かみを感じさせる琉歌です。
三叉路は分かれ道のイメージ。しかし、長い夜になりそうな気がします。
三叉路は分かれ道のイメージ。しかし、長い夜になりそうな気がします。

Posted by 春緒うるま at 17:16