琉歌の表記は古典の意味を踏まえた当ブログ独自の解釈です。

琉歌を楽しむ

干潟にういる鳥や満潮恨み…

干潟にういる　鳥は　満ち潮　恨みゆい
我身や　暁ぬ　鶏どぅ　恨む

読み方

ひしにういる。とぅいや。みちしゅ、うらみゆい。
わみや、あかちちぬ。　とぅいどぅ、うらむ。

鳥は海鳥など浜にいる鳥と鶏が登場してます。

前句では足元に波が近づき羽ばたく鳥の情景が
直接詠われてないから、自分の心で鮮明に想像できますね。

下句で夜明けを告げる鶏を恨む。何故と言わなくても分かります。
夜明けまで仲よくして別れの朝がきたからですね。
注・当ブログは小学生も対象にしてますから、詳しくは想像に任せます。

詳しく言ってないから、何も無いわけではない
恨むほどですから、濃密接触です。流行り病に気を付けましょう。

　ここで「恨む」とは「恨めしい」の意味。

恨むー不満や不快感
恨めしいー不満に思われる。残念、情けない。

確かに鳥へ文句をいう筋合いではない状況ですね。

それで鳥が「恨めしい」わけ。

「悩ましい」は「悩むような感じ」となります。

「琉歌がかわるねっと」では 簡単に琉歌を作ることで、沖縄など地域の言葉へ興味を持つことを目指してます。 それで古典の琉球民謡、琉球舞踏へ関心を持っていただけば嬉しいですね。

それで簡単に琉歌を作る方法を紹介してます。

琉歌を作る・簡単な流れ

琉歌の作り方１、から順序よく一緒に作っていけば大丈夫です。
琉歌の作り方１：小学生から高齢者まで　別窓表示 　

表現の方法など技術的なことも少しは理解したら作りやすかったね。 表現を考えるため参考にしたページもあります。
文の彩　琉歌の表現を広げる文の彩(ふみのあや)　別窓表示

やはり実践として言葉の変え方を知りたいときは

テーマを変えて作ったページもあります。参考にできます。
「うちはりてぃ」という統一テーマで作り直した自作琉歌は
こちら　琉歌を作る７沖縄方言を使ってみよう　別窓表示

最後に基本となるページがあります。

なぜ琉歌は方言か？
琉歌の基本的な事は？
簡単に琉歌を作る方法！

役に立ちました

• 琉歌はなぜ方言か


• 琉歌は心で詠う　基本さぁ


• 琉歌を簡単に作る方法

テーマ紹介でも書いてますが　２１世紀琉歌という形で　親しみのあるウタになれば良いですね
テーマ紹介 別窓表示

参考文献 船越義影先生著ー琉歌・恋歌の情景ー発行：ニライ社